1.相場の価格が下がったとしても無価値にならないのが強み
金・プラチナは、現物に投資するわけですから価格に安定性があります。
鉱物ですから埋蔵量には限りがあります。
どのように相場の価格が下がったとしても、無価値になることはないのです。
世界情勢の変化にも強く株式が暴落したり紛争やテロが起こった場合も安全資産で金・プラチナを購入する人が増加するため、逆に価値が上がる場合も少なくないです。
また全世界共通の希少価値を持つ資産であることは強みになるのです。
メリットを見ていくと、現物は価格の変動が乏しいので短期間で利益を出したいと考えている方には向いていません。
じっくりと所有していることで価値が上がっていくのです。
金・プラチナ投資のデメリットで挙げられるのは、為替変動のリスクがある点です。
金・プラチナの取引は米ドルで行われます。
取引にあたって日本では円で購入することになるので、為替の変動に購入価格や売却価格が左右されるというリスクがあります。
海外からの輸入品を例にとってみるとわかりやすいですが、日本円の価値があがる円高では国内の価格はさがり、円安になると価格は上がります。
2.どちらかというと分散投資におすすめの商品
このため購入したり売却する際に為替の影響が及ぶことが短所となるのです。
また所有していることで他の方法による資産によるものと比較してみると株式の配当や預貯金の利息はありませんから注意が必要になります。
どちらかというとリスクヘッジの役割を果たすものであると言われます。
資産を長期に保有して守りの投資をしたいという人に向いています。
しかしながら、その期間における利息や配当はありませんので副業と考える場合には資産を寝かせる形になるかもしれません。
また、購入や売却する場合には、現物のやり取りを伴いますので消費税がかかることになります。
国内で金・プラチナを購入する場合には、消費税の負担分が上乗せになることを理解しておかなければなりません。
価格は、毎日リアルタイムに変化していきます。
その価格は単なる需要によって決まるわけではありません。
世界の政治状況や経済状況など様々な要素が関係して決まります。
そのため大きな変動があることも事実です。
上昇基調に変化はなく魅力的な対象になっており世界の資産家がその値動きに関心を持っているのです。
3.先物取引が一般的なやり方になる
やり方はさまざまありますが、少ない額で大きな利益を狙うことができる先物取引が一般的なやり方になります。
商品を買うばかりではなく、商品を所有していない場合においても「売る」ことから取引を始められることに違いがあります。
将来価格が下落していきそうだと予想した場合にはあらかじめ売っておいて、将来的に値段が下がった時に買い戻せばその差額の利益を得ることができるのです。
ただし、先物取引は、タイミングやコツ・知識が必要になるので情報を的確に教えてくれるサポートが必要になります。
最近では、スマートフォンで情報を得てその差額を利益として稼ぐ副業にする人も増加しています。
先物取引は、上級な取引の方法になりますが一定額を毎月積み立てこつこつ現物を購入するやり方もあり効率は悪いですが、確実に値上がりした場合には利益があります。
資産状況に合わせて着実にリスクヘッジできる点で評価されています。
最近は、資産運用が難しい状況にあります。
銀行に預けていても利息はわずかしかつきませんので他の投資手段で資産を守ろうと考えている方も多いです。
現物資産購入は、北朝鮮情勢・ヨーロッパの緊張・アメリカの排外主義が高まる中で先をにらんだ現物投資の安定性を評価されているのです。
世界中同一の基準で変化にとても強いことでこれからも人気のある投資手段です。
どのような情勢が起ころうとも希少価値に変わりはありません。