作新学院とは栃木県宇都宮市内にある学校法人船田教育会及び学校法人作新学院が運営する私立の学校で、幼稚園・小学部・中等部・高等学校・大学・女子短期大学・美容専門学校などが存在しています。
高等学校は2016年夏の甲子園で優勝した実績を誇る学校で、明治18年船田兵吾によって創設されました。
なお、作新の意味は中国の古典に由来しており、時代の変化に対応できる人間、つまり自分で考え、経験し、行動して自らを新しくしていく人間力を育成することを目指している学校です。
関連情報:畑恵現在
目次
作新学院の教育方針
教育方針は一校一家・自学自習・誠実勤労といった3つの柱から成り立っており、学校の生徒は全てファミリーであることや、自分で考え自分で学ぶこと、誠実に働くことなどを挙げています。
人間力を育成するにあたり、国際力やコミュニケーション力といった、現代には欠かすことのできない要素をはじめとして、創造力や社会貢献力といった物をあげているのもポイントです。
現代社会で新たな物を想像する能力は貴重であり、企業でも独立しても非常に役立つと考えられています。
そのため、創造力は必要であると同時に、社会貢献力を高めることにより、自分が住んでいる社会をよりよくしていこうと考えることのできる人材を育成することができるのも事実です。
諦めない力を育成する
それだけではなく、作新が培う人間力として挙げられている最も重要といえるものが、あきらめない力だといえます。
諦めない力を育成することで、何かをやろうとするたびに現代において様々な妨害や暴言が発生しますが、それらに屈せず、自分のやろうとしていることを貫き通すだけの実力を身に着けることができる人間を育成できると考えているのがポイントです。
諦めない力は現代社会において重要な要素の一つである以上、人間力を高めるためのポイントとして入っていることが正しいといえるでしょう。
作新学院では文・武・社会貢献の3つの柱を擁している
作新学院では文・武・社会貢献の3つの柱を擁しており、文は学習、武はスポーツ、また、社会貢献はボランティアとなっています。
スポーツに関しては甲子園優勝経験のある野球部をはじめ、20を超える団体が毎年全国大会へ出場し、優勝を果たしている競技も少なくありません。
中には五輪出場した生徒もいました。
単なる武術ではなく、スポーツをすることで心身の健康を促し、学力を高めるために必要な要素を手に入れることも可能としているといえるでしょう。
更に学問に関しては国内でトップといえる国公立大学への進学をはじめ、難関私立大学、医歯薬学大学への進学など多数の進学率を誇っているのも特徴の一つです。
文科省からスーパー・サイエンス・ハイスクールの指定を受けた経験もあり、理工系大学教授の指導によって高レベルな授業を行い、大学との研究交流や海外研修などを重ねて実施してきたとされています。
その結果学校独自のサクシン・サイエンス・アカデミーと呼ばれる理工系に力を入れている事業へ結びつきました。
オリジナリティある授業に関しても評価されている
学問に関して非常に重要視しているのも特徴の一つで、私立であるからこそできるオリジナリティある授業に関しても評価されているといえるでしょう。
週2回7時間授業を行うなど、教育熱心な学校であることは事実です。
なお大学内には勉強を本気で学ぶ人のための自習室が存在しており、教職員へ相談しやすくなっているのも特徴といえます。
距離が近く、学習しやすい環境であることも事実です。
授業でわからないことだけではなく、受験勉強で学ぶために必要とされている部分に関しての学習についても強く、様々な情報を提供してもらえるのもポイントといえます。
学習する上で予習・復習を怠らない限り学習について行けると学生たちも明言しており、厳しいけれど実力を高めることができる学校として知られているのが特徴です。
社会貢献に関しても非常に力を入れている
なお、小学部・中学部・高等学校に関しても勉強に関する実力の高さや、カリキュラムについていくために自分自身で努力をするべきであるところなどは変わらないといえます。
そのため、学校全体で勉強に対しては力を入れており、学問をするうえで非常に整った環境であるといえます。
社会貢献に関しても非常に力を入れているのは事実です。
800万個以上のペットボトルキャップ回収を達成したことをはじめとして、アフリカの子供たちへ1万足以上もの靴を送ったなど、様々な社会貢献プロジェクトを実施し、達成しているのもポイントといえます。
また、生徒たちの思い出のランドセルを海外の子供たちへ寄贈するプロジェクトなど、海外への取り組みが目立つように見えますが、国内への社会貢献をも実施しているのは事実です。
まとめ
東日本大震災の折に支援物資の回収・送付や街頭での募金活動を積極的に行ってきたことをはじめ、復興支援に関して除専用の雑巾などを作成するなど、非常に多彩な活動を続けてきました。
また、津波に流された防潮林跡地へ植樹活動をスタートし、地元の人々と共に森づくりにいそしんでいるといいます。